先日、初めて電子工作をしました。電子工作を始めるにはいろいろな部品や道具を準備する必要があり、お金がかかります。ただ、いきなりすべての道具を揃えるのは金銭的にもキビしいし、すぐ飽きてしまうかも。。そこで、必要になったら買い足していくことにしました。その進め方のステップについて紹介します。
今回、僕はギターアンプを作ったので、他の電子工作には当てはまらかもしれませんが、進め方は多少参考になるかもしれません。
注意事項
電子工作は工具の扱いや配線作業において危険がともなうため、怪我などに十分ご注意ください。本記事の内容を参考にして発生した事故などは、shoaraiは一切責任を負いません。自己責任でお願いいたします。
作ったもの
こちらが今回作ったギターアンプです。機能や回路図は以下の記事で紹介しています。
始め方〜完成までのステップ
- 作りたい回路を調べる。
- ブレッドボードで回路を組むための部品を買う。
- 回路を入れる箱を買う。
- 箱の穴を開けるための道具を買う。
- 箱に回路を組むための部品を買う。
作りたい回路を調べる。
作りたい回路は人によるので、ここでは詳しく説明しません。今回はギターアンプを作りたかったので、とりあえず「ギターアンプ 自作」でGoogle検索。個人ブログで作り方が紹介されていますが、紹介されている回路が正しいのかどうかわからなかったので、ある程度信頼できる本を購入しました。
ブレッドボードで回路を組むための部品を買う。
なぜ今回ギターアンプを作りたいかというと、結局のところ、ギターの音を出したいわけです。最悪、回路が箱に入っておらず剥き出しの状態でも問題ありません。そこで、まずはブレッドボード上で回路を組んで音を出すことを目標とします。
ブレッドボード上で回路を組むために、僕が買った部品は以下の通り。
- 回路部品(入力ジャック、スピーカー、抵抗やコンデンサなど、回路によって異なる)
- ブレッドボード
- 9V電池
- 電池スナップ
- ジャンパーワイヤー
- クリップ付コード
実はこれだけあれば、回路を組んで音を出すことができます。はんだごてやニッパーがなくても回路は組めるんです。
上の画像がブレッドボード上に回路を組んで音が出る状態です。(画像からはわかりにくいですが;)入力ジャックとスピーカーは、ジャンプワイヤーとクリップ付コードでブレッドボードに繋いでいます。クリップ付コードで部品を挟むときは、なるべくコード同士が触れないようにカバー部分を深くかぶせるといいです。
ボリュームもクリップ付コードで繋げましたが、問題なく動きました。クリップが隣同士触れないように注意!
最低限、音が出るところまでできたら、抵抗やコンデンサの値を変えたり、部品の構成を変えたりして、音がどう変わるか試してみました。抵抗やコンデンサは複数セットになっているものを買っておきました。
この状態でも問題ないかもしれませんが、ブレッドボードだとスペースを食うので多少邪魔だったり、箱に入れないとボリュームが回しにくいです。やっぱり箱に入れたい!となったタイミングで箱を探しました。
回路を入れる箱を買う。
箱探しがなかなか難しい。今回作るLM386を使ったギターアンプは、スモーキーアンプという名前で知られていて、名前の通りタバコの箱に入るぐらい小さくできます。つまり紙の箱でも問題ないようです。ただ紙だと耐久性に問題あるし、今回は音量やゲイン調整用のボリュームを付けたかったので、ポリケースにしました。
100均でポリケースを探しまくりました。結果、見つけたのはこちら。
本体がポリプロピレン、蓋がポリエステルのケースです。3つ入りでしたが、1つ使ったので画像は2つだけ写ってます。なかなかちょうどいいサイズの箱が見つからないかもしれませんが、とりあえず買ってみて部品をあててみるのがいいかもしれません。100円だし、ケースなので他の用途にも使えそうなので。
箱の穴を開けるための道具を買う。
箱を買ったら、その箱に穴を開けるための道具を調べて買います。エフェクター製作だとよく使われるのはアルミダイキャストケースですが、今回はポリケースなので必要な道具は少ないです。
僕が買った道具は以下の通り。
- ピンバイス本体
- ピンバイスに取り付けるドリル
- リーマー
ピンバイスで穴を開け、リーマーで穴を広げます。
箱に回路を組むための道具や部品を買う。
箱に穴を開けられたら、ついにはんだごてを買って基板上で回路を組みます。
僕が買った道具は以下の通り。
- ユニバーサル基板
- 配線材
- ニッパー
- はんだごて
- こて台
- はんだ
- はんだ吸取線
ユニバーサル基盤の上に回路を組み、配線材で配線していきます。
↑初めてのはんだ付け。
この記事の冒頭でも説明しましたが、完成品は以下の記事で紹介してます。